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図書館フェス2022 本屋さんのトビラ

印刷用ページを表示する更新日:2022年12月1日更新

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図書館フェス2022|本屋さんのトビラ

本屋さんのトビラ

図書館フェス2022にご参加いただいた本屋さんの紹介ページです。

魅力あふれる本屋さん、古本屋さんのコメントをご覧ください。

※URLの公開は終了しました。


参加書店・出版社一覧
ホホホ座浄土寺店 葉々社(ようようしゃ) 1003
市場の古本屋ウララ 日記屋 月日(にっきや つきひ) 烽火書房/hoka books
BOOKSHOP TRAVELLER ナツメ書店 曲線

 

 

本屋さんのトビラ紹介

仕事や本についての質問にお答えいただきました。


◆ 質問 ◆
☆お店のご紹介
Q1.おすすめの1冊を教えてください。
Q2.今のお仕事をするきっかけとなった事柄や本を教えてください。
★お店(出版社)を利用される方へのメッセージ


ホホホ座浄土寺店    
ホホホ座浄土寺店ロゴ ホホホ座浄土寺店は、本の多いお土産屋です。おもしろい本、かわいい雑貨、かっこいい音楽、おいしいお菓子を売っています。目的じゃなかったものを買って帰ってください。多分、その方がその日を思い出すための素敵なお土産となります。
Q1 『にいぜろにいぜろにっき1がつ~12がつBOXSET』山下賢二
2020年の元旦から大みそかまで366日間(うるう年)のしょぼい出来事が記録されています。奇しくもコロナ元年となってしまった1年間ののんきであこぎでこいそがしい書店員の日々。
Q2 小学生の頃から本屋に行くと、立ち読み小僧ならぬ、座り読み小僧でした。一緒に来ていた親や友だちは、僕があまりにも滞在時間が長いので、うんざりして先に帰ることは日常茶飯事。お店の店長さんに顔を覚えられていて、たまに家から店に「うちの子来てます?」と電話で呼び出しがあったり。僕にとっては、本屋は刺激空間で、本の扉を今のネットサーフィンのように片っ端から開けていました。そんな空間を再現したくて、店をはじめたような気がしてます。
近所の公園に立ち寄るように、ぜひ家着感覚で来てください。
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葉々社(ようようしゃ)    
葉々社ロゴ 新刊&古本を取り扱う書店です。人文、社会科学、自然科学、文学、詩・言葉、写真、デザイン書を選書して仕入れています。店の奥に小上がりがありますので、ゆるりと本と向き合う時間をお楽しみください。
Q1 『ひとり出版入門』宮後優子著(よはく舎)
読書家のみなさんが自分でも本を作りたくなったときに頼りになる1冊です。「本の作り方」「本の売り方」「ひとり出版社の運営」の方法について、詳細に解説しています。
Q2 大学を卒業してからずっと編集者として仕事を続けてくるなかで、本の作り手ではなく、優秀な編集者たちが作った本を売る側に挑戦してみたくなったのが、本屋開店のいちばん大きな理由です。
葉々社では基本的にベストセラーや流行を追うような本は取り扱っていません。新刊でも既刊でも読者のみなさんの手元に長く置いてもらえるような本を選んでいます。もし、読みたい本が見つからない、何を読めばいいのかよく分からないなど、お悩みごとがございましたらご連絡ください。葉々社が調べて本の候補を提案させてもらいます。ぜひ、梅屋敷にある店舗にも遊びにいらしてください。お待ちしています。
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1003    
1003ロゴ 兵庫県神戸市にある新刊・リトルプレス・古本を扱う20坪ほどの本屋です。センサンと読みます。2015年9月に開業、2年前に雑貨店やカフェ等の個人店がたくさん集まる栄町というエリアに移転してきました。ジャンルを限定せずいろいろな本を扱っていますが、新刊では特にジェンダー・フェミニズム関連の書籍に力を入れています。著者のトークイベントや原画展など店内企画も不定期で開催しています。
Q1 『画文集 四季のきせき/プールストラ愛』(共同文化社)
小さな頃から自然に親しんできた著者が水彩で描く花や木々、鳥や蝶たち。月ごよみで綴じられた本を開けば、そこは森の中。日々の忙しさに気を取られ、いつの間にか過ぎてしまう季節の移ろいをこころゆくまで味わえます。
Q2 前職は大学図書館司書でした。仕事を辞めて自分で本屋を始めたいがそれで生活していけるのだろうか、と悩んでいた時に、勤務先の書架に『自分の中に毒を持て/岡本太郎』(青春文庫)を見つけました。その中の「危険だ、という道は必ず、自分の行きたい道なのだ。(中略)かまわないから、こっちに行ったら駄目だ、と思う方に賭ける」(p.28~29)という言葉に背中を押され、開業に向け勢いがついたことを覚えています。
誰もが安心して過ごせる店を目指しています。
雑居ビルの5階という立地ですが、スロープ・エレベーターがあり、店内はベビーカーや車椅子がそのまま入れるよう通路幅をゆったり取っています。また窓際には座って本を選んでいただけるベンチもあります。神戸にお越しの際は、どうぞお気軽にご来店ください。
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市場の古本屋ウララ    
市場の古本屋ウララロゴ 那覇の商店街にある小さな本屋です。とびらもなく、道に棚も自分もはみ出して営業しています。
Q1 『み~きゅるきゅる』Vol.8 マチグヮーのアーケード 特定非営利活動法人まちなか研究所わくわく
若い人たちが中心になって那覇の町を歩きまわり、そこにいる人に話を聞いたり図書館で歴史を調べたりしてつくった地域情報誌です。初めて沖縄に来たとき、国際通りにあった書店「沖縄教販」で見つけて、こんなふうに町の人が集まってつくる本はいいなと思いました。
2020年に出た8号は私も制作に参加し、那覇のマチグヮー(市場)のアーケードについてさまざまな角度から調べました。那覇だけでなく、全国の商店街のアーケードには、店の人たちの思いとお金がたくさんつまっているのです。
Q2 沖縄では地元の人に向けた「沖縄県産本」がたくさん出版されています。出版社だけでなく個人や団体も本を出し、ISBNも背表紙もないような本が本屋以外の店にも並んでいます。私は県外の出身ですが、その自由さにひかれ、ここで本を売ってみたいと思いました。
背中を押してくれたのは『たまの映画』です。
にぎやかな那覇の市場で本を売っていると、本も魚やお皿と同じ沖縄の特産物のひとつなんだと思えて、本の世界に閉じていた自分がひらけていく気がします。お客さんにもそんな風通しのよさを感じてもらえたらうれしいです。
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日記屋 月日(にっきや つきひ)    
日記屋月日ロゴ 「日記屋 月日」は、日記の専門店です。
日記を書くこと、読むこと、それぞれの魅力をひろめていくための拠点として、2020年4月1日、東京・下北沢に店舗をオープンしました。
5坪の小さなお店です。古今東西の日記本を、新品・古本問わず、取り扱っています。個人がつくった日記のリトルプレス・zineにも力を入れています。コーヒースタンドを併設していて、毎日飲みたくなるようなコーヒーやビールをご提供しています。
同時に、日記の魅力をひろめていくため、拠点となるお店の営業ほかに、年2回開催する日記のお祭り「日記祭」、日記好きが集まるオンラインコミュニティ「日記屋月日会」、ファシリテーターと一緒に日記をつけるワークショップ「日記をつける三ヶ月」などを運営しています。
私たちは、日記を書く・読むという行為や、その文章そのものに関心を持ち、それを楽しむ人たちにとっての拠点でありたいと考えています。
Q1 荒川洋治『日記をつける』(岩波書店)
長い歴史を持つ「日記行為」について論じられた読み物は多くありますが、日記をふだんつけている方も、そうでない方も楽しめる一冊かと思います。
今日に至っては「日記」と一口に言っても、その形式は様々ですが、本書では人目につかないところで内省しながらつけるものと、そうでないもの(ブログなど)との違いについても書かれています。
2002年に刊行された本なので、少し「古いな」と感じるところもきっとありますが、インターネット上で自分の日記を公開することや、情報発信することが当たり前になった今だからこそ、読んでみていただきたいです。また、自分の日記や自分のブログが「誰にも読まれなくて、寂しい、むなしい」と思ったことがある方も、せひ読んでみてください。
日記は安心して「ひとりぼっち」になれる空間です。(ディレクター:久木)
Q2 ぼくの場合は、友人に日毎に更新される鍵付きの日記を読ませてもらったことでした。ですが誰しも、仕事の帰り道にどこかから漂ってきた夕飯のにおいや、休憩に入った喫茶店での隣のお客さんの会話など、自分の生活と並行して誰かの暮らしも続いているという、ごく当たり前のことに気付いてなんだか嬉しくなるような穏やかな気持ちになったことがあるんじゃないかなと思います。そういったどうでもいいような、同時に大切なような感情をだれかと話したい、知ってもらいたいと思ったのがはじまりだと思います。(店長:栗本)
このお店をひとつのきっかけにして、日記を気にしてくれるひと、読むひと、書くひと、続けるひとが増えたとしたらとても嬉しいです。(店長:栗本)
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烽火書房/hoka books    
烽火書房ロゴ 烽火(ほうか)書房は、京都で運営しているひとり出版社です。「必要な時に、必要な人に必ず届くのろしのような本作りを。」を目標に書籍を制作しています。hoka booksは同社の運営するろじにある小さな新刊書店です。
本を作るだけではなく売ること、本を売ることだけではなく作ること、さまざまな角度から本に携わり、大切な一冊との出会いを生み出していけたらと考えています。
Q1 『Go to Togo 一着の服を旅してつくる』(烽火書房)
烽火書房が立ち上げに際してつくった一冊目の書籍です。日本とアフリカ・トーゴを行き来しながら服づくりを営む著者の奮闘記です。就活、転職などを通じて「仕事」へのかかわりや価値観が変化していく著者の成長、ダイナミックに世界を飛び回りながら人や物と出会っていく姿には勇気と元気をもらえる一冊です。
著者が作中で日本とトーゴを行き来するたびに、本を「物理的にクルリと回転させながら」読みすすめていく造本もこだわりです。
Q2 勤めていた出版社を辞め、独立。フリーランスとしてライティングや編集制作を請け負うなかで、出版社をひとりで始めることを決めました。その後、本を売るという立場も始めてみたいと考えて書店もオープンさせることにしました。
『あしたから出版社』(島田潤一郎/晶文社)、『小さな出版社のつくり方』(永江朗/猿江商會)、『出版社のつくり方読本』(岡部一郎、下村昭夫/出版メディアパル)などをはじめ、小さな出版社を営む人にかかわる書籍を、立ち上げ前に読み漁りました。
あらゆるものづくりには、できあがった「もの」と携わっている「ひと」がいます。本でいうと著者、編集者、デザイナー、校正者、印刷会社、書店などなど、たくさんのひとがかかわっています。そういうことに注目してみると、案外同じデザイナーさんによる本を手に取っていたとか、好きな製本形式を発見するとか、面白い発見があるかもしれません。愛着の生まれる本との付き合い方は心地が良いので、ぜひ注目してみてください。
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BOOKSHOP TRAVELLER    
BOOKSHOP TRAVELLERロゴ BOOKSHOP TRAVELLERは独立書店を応援する活動BOOKSHOP LOVER主宰の和氣正幸が営む「本屋のアンテナショップ」です。少しずつ増えつつある独立書店の存在をもっと多くの人に広めるために始めました。そのために、全国各地の実店舗のある本屋、無店舗ながらイベント出店やインターネットで活動する本屋をはじめ、作家、zine/リトルプレスの著者、出版社、ブックカバー作家など本に関わるすべての人を広義の「本屋」と捉え、当店に出店していただいています。さらに、当店は、本屋を目当てに各地を訪ねる「ブックショップトラベル」という、カルチャーを全世界に広めるための発信基地でもあります。この場所で様々な本屋を知っていただくことで、実際に各地の本屋に行って欲しい。本屋という劇場をもっと楽しむために。BOOKSHOP TRAVELLERは今日も日々を営んでいます。
Q1 頁をめくる音で息をする(本の雑誌社)
Q2 『本屋はサイコー!』(新潮OH!文庫)と『女子の古本屋』(ちくま文庫)
前者で本棚に本を並べることの面白さと大変さを、後者で本屋について書くことの魅力を知りました。漠然と本屋になりたいと思っていた自分にとって、この2冊を読んだことは今の「独立書店を応援する」という仕事の核となったような気がします。
独立書店と呼ばれる、小さいながらも個性的な本屋が全国各地に増えています。もしかしたらあなたのお住まいの地域にもあるかもしれません。ぜひ探してみてください。
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ナツメ書店    
ナツメ書店ロゴ 福岡県福岡市東区西戸崎という、静かな海辺の町にある築約100年の元時計店を改装した本屋です。自家焙煎コーヒー豆店・Sleep Coffee and Roasterと併設しています。2022年11月に福岡県古賀市に2号店をオープン予定です。ひとりの読者にとって大切な一冊と出会える場所を目指しています。
Q1 『歩きながらはじまること』 著:西尾勝彦 刊:七月堂
奈良の山で暮らす詩人・西尾勝彦の過去の5つの詩集をまとめた一冊。何気ない、余白を含んだ文字の連なりから、詩人が目にした風のそよぎや光のきらめきが浮かんでくるようです。焼きたてのパンをイメージしたという装丁もやさしげです。
Q2 学生時代に近所の個人書店でアルバイトをしたことが、本屋になったきっかけのひとつです。本が入荷してからお客様の手に渡るまでの一通りに関わることのできる、小さなお店ならではの働き方が楽しく、自分に合っているように感じました。加えて、好きな本に携わる仕事がしたいと改めて思うようになりました。
ゆっくり静かに本をお選びいただく時間になりましたら幸いです。
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曲線    
曲線ロゴ 宮城県仙台市にある本屋です。中心部から少し離れた商店街の小径を入り、石畳の道を進んだ先にある古い建物が曲線です。おもに新刊書、少しの古書、CDなどをお取り扱いしています。本と親和性の高いイベントや展示も行っています。
Q1 『Window Scape 窓のふるまい学』東京工業大学 塚本由晴研究室=編/フィルムアート社
多様な要素のふるまいの生態学の中で窓を捉える『Window Scape』シリーズの第一弾。(現在第4弾まで刊行) それぞれの窓のふるまいに見合ったカテゴリに分けられ、気候風土や宗教的規範、建物の用途、窓と周囲の寸法のデータを、写真とエスキースとともに綴っています。
単に建物の内と外の交通を図るディスクロージャーというだけでなく、生と死、日常と幻想を超えた、はるか彼方の場所へ飛び立つ入口にもなっている窓。闇を閉じ込め、光を操り、風を集め、空間を行き来する、計り知れないふるまいを持つ窓についての考察を巡らせる一冊です。収められているさまざまな窓の写真も美しく、風や熱、その街の喧騒が紙面越しに感じられるほどにいきいきと豊かな表情に溢れています。
Q2 歳をとっても本の仕事をしていたいと考えていましたが、自分で本屋を開くことを計画や目標としていたわけではなく、自然とそんな状態へと動いていきました。
静かに本と向き合う時間を過ごしてください。
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